島根県防災航空隊と合同救急救助訓練を実施しました

平成２９年９月１９日（火）、邑智郡美郷町内の「石見銀山街道やなしお道」エリア内において、島根県防災航空隊と合同救急救助訓練を実施しました。

訓練では、石見銀山街道やなしお道エリアにおいてハイキング中の男性がハチに刺されて負傷したという通報を受け出動し、各隊と連携しながらヘリコプターで負傷者を救出する訓練を実施しました。

発生場所が山林のため車両での進入ができず、少ない情報の中、救助資機材の選定や搬送方法、各出動隊との連携について更なる必要性を実感しました。

また、今後も他機関を交えた合同訓練を実施することで災害対応能力の向上に努め、住民から消防に求められるニーズに応えられるよう努力したいと思います。

銀山街道へは徒歩にて進入するため、隊員は想定される事案に対応できる資機材を携行し、現場へ向かいます。

転落現場からの救出について、斜面や草木が生い茂る中での活動となり、実際の災害現場と同様の訓練となりました。

島根県防災航空隊　防災ヘリコプター「はくちょう」

防災航空隊員と協力してつり上げ準備中。

防災航空隊による負傷者のつり上げ中。

防災ヘリへのホイストという機械を使用し、地上より上空のヘリに負傷者を収容します。

美郷町防災公園にあるヘリポートへ着陸します。

※ハチ刺されによる救急要請が増加しています。過去にハチ刺され経験がある方は、アナフィラキシーショックを発症する可能性がありますので、ハチ刺され後に皮膚のかゆみや息苦しさ生じた場合は急いで救急要請してください。

また、クマ出没の対策として、入山するときはラジオや鈴、笛など音の出るものを持ってお出かけください。