令和元年度第1回警防研修会を実施しました
令和元年10月30、31日の両日にわたり、令和元年度第1回警防研修会を実施しました。
今年度の警防研修会は、近年各地において多発化、甚大化の傾向を示している土砂・風水害における救助現場で、当消防組合の隊員が適切な活動を行うことを目的に開催しました。
講師には、国際緊急消防援助隊の救助技術アドバイザーであり、この分野においても知見が深い、在日米海軍統合消防局佐世保消防署の草場秀幸氏をお招きしました。
午前中は、土砂災害のメカニズムや土砂災害時の初動対応、救助活動要領についての座学を受け、午後からは河川敷へ移動し、実技訓練を行いました。
実技においては、河川敷の土中深くに、流木や石とともに埋めた訓練人形を要救助者に見立て、講師の指導を受けながら、スコップや手で土を掘り進め、時にチェンソーを使用して木々を切断し、災害現場における救助技術を習いました。
この研修会には、現場で活動する大部分の隊員が参加しましたので、当消防組合全体で知識や技術の共有を図ることもできました。
このように当消防組合は、どのような災害現場においても、一定の活動を行える隊員を養成するため、様々な取り組みを行っています。
つきましては、住民の皆様方にあっては、消防業務に対するご理解をいただきますようお願いします。