令和元年度救急救命士薬剤投与実技試験について
令和元年10月11日(金)に済生会江津総合病院において、新規救急救命士資格取得者3名による救急救命士薬剤投与実技試験を実施しました。
試験方法はシミュレーション形式で行い、当地区メディカルコントロール指示・指導・検証医師である済生会江津総合病院循環器科医長中村琢医師に、薬剤投与に関する評価をいただき、受験した救急救命士3名は合格となりました。
本試験は、当消防組合の指導救命士がシナリオを作成し、傷病者役、関係者役や容態変化までを細かく設定しており、薬剤投与試験とは別に指導救命士が隊活動に関する部分の評価を行いました。
今後、受験者は救急隊長として活動を行っていくことになります。一定以上の隊活動を行うために求められているのは、医学的知識や技術はもとより、傷病者や関係者とのコミュニケーション能力、現場把握能力等々になります。この点を主として評価を行いましたが、評価の中では、不十分な部分もあるとの指摘を受けました。この不十分な部分は、今後OJTにおいて補完し、個々や隊の力へと変換していきます。
このように、当消防組合では救急救命士の知識、技術の向上だけでなく、隊活動を中心に練度を高め、住民の皆様方の負託に応えるべく、実直に取り組んでいます。
住民の皆様には、今後も変わらず救急車の適正利用や病院実習等に対するご理解、ご協力をお願いします。