令和元年度第2回警防研修会(救急隊員教育)を実施しました
令和2年2月27日(木)28日(金)に、当消防本部において、救急隊員を対象とした令和元年度第2回警防研修会(救急隊員研修)を実施し、現場で活動する救急隊員と通信指令課員の94名が受講しました。
今回の研修は、「外傷傷病者を救うために」というテーマのもと、島根大学医学部附属病院高度外傷センターから下条芳秀医師をお招きし、2日間にわたり行いました。
下条医師の講義は、「百聞は一見にしかず」の言葉どおり、映像を用いた内容が多くあり、重症外傷の経験が不十分な救急隊員にとっても、現場経験が豊富な救急隊員にとっても、それぞれに学習することができました。
また、本研修会は講義と併せて、当消防組合が島根大学医学部附属病院へ搬送した症例を検討しました。この症例検討において、下条医師を交えたディスカッションが盛んに行われ、一定の集合知を形成することができましたので、今後の救急活動に反映されていくものと期待しています。
下条医師は講義の中で「学習とは、学びから行動を変えることである」、「他人から見て、行動が変わったと認められた時が学習できたときである」と教示されました。これを受け、当消防組合の救急業務については、「正しく学び、そして行動に反映させること。」を目標に掲げ、個々、隊、そして組織力を向上させていきたいと考えます。
このように当消防組合は、救急業務の質の向上を図るために、様々な取り組みを今後も継続して行っていきます。
住民の皆様方には救急車の適正利用をはじめ、当消防組合の救急業務に対するご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いします。